映画に感謝を捧ぐ! 「サハラ戦車隊」

 映画感謝人GHMです。

 今回はゾルタン・コルタ監督の「サハラ戦車隊」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 第2次大戦期の北アフリカにおける

 連合軍戦車隊の闘いを描いた本作は

 鑑賞者の感覚を試す作品であります。

 他の戦争映画にあるような反戦的表現を避け

 連合軍=善・ドイツ軍=悪という図式を前面に押し出すことによって 

 「表面的な部分のみに目を向けず

 想像力を働かせて物事を見ることの大切さ」を映し出していく姿は

 私に「表面的な正義漢に踊らされること」の危うさと

 「いかなる存在にも光と影がある」ことを示してくれました。

 まさに「反面教師的戦争映画」であると言えるでしょう。

 「戦意高揚映画」ならではの作風が

 時代を超えることによって「痛烈なる皮肉」となる姿が

 印象深い本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。