映画に感謝を捧ぐ! 「ハード・キャッシュ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はピーター・アントニエビッチ監督の「ハード・キャッシュ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 競馬場の金200万ドルをめぐる攻防を描いた本作は

 皮肉に満ちあふれた軽量アクション映画であります。

 「金」の魔力に操られ、揺れ動く人間関係を通じて

 制御なき金銭欲の空しさをわかりやすく伝えようとする試みは

 私に「アクション」と「教訓劇」の奇妙な結婚の形を

 

 示してくれました。

 まさに「道徳教育型アクション映画」の雄であると

 言えるでしょう。

 軽量映画らしさを追求したストーリー・演出と

 「人種のるつぼ」アメリカを象徴するかのような

 登場人物たちが印象的な本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。