映画に感謝を捧ぐ! 「シャイニング(1980年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング(1980年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 スティーブン・キングの同名小説をもとにして作られた本作は

 恐怖と笑いの関係に迫る過激作であります。

 理不尽な物語と複雑怪奇な映像表現を融合させることによって

 「極限に達した恐怖は滑稽さへとつながっていく」ことを

 世に示そうとする姿は

 私に恐怖と笑いが紙一重の位置にいることを

 再認識する機会を与えてくれました。

 (登場人物の「目の演技」が作品の妖気を高めている点も

 見逃せません。)

 まさに「不条理世界の恐怖喜劇」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 理解しがたい状況がもたらす恐怖性と喜劇性を

 最大限にまで高めた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。