映画に感謝を捧ぐ! 「スペル」

 映画感謝人GHMです。

 今回はサム・ライミ監督の「スペル」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 呪いの力に襲われた女性銀行員の

 運命を描いた本作は

 怪奇とユーモアが一体となった作品であります。

 ホラー映画ならではの表現法を最大限に活用した恐怖描写と

 ブラック・ユーモア感覚あふれる物語が

 常軌を逸したスピード感で襲いかかってくる姿は

 私に「問答無用の恐怖」が放つ残酷さと背徳的快感の醍醐味を

 示してくれました。

 (脳天気なハッピー・エンドからの逆転劇を見せてくれる

 終幕も印象的であります。)

 まさに「馬鹿馬鹿しくも心地良い」作品であると言えるでしょう。

 論理や情緒を打ち砕くほどの「悪趣味力」が

 作品全体を支配する本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。