映画に感謝を捧ぐ! 「ボディ・ターゲット」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロバート・ハーモン監督の「ボディ・ターゲット」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 農民一家の危機を救うために闘う

 脱走犯の姿を描いた本作は

 癒しと痛快さを兼ね備えた作品であります。

 活劇の方程式通りに進行していくストーリーに

 「性衝動」から「愛」へと変わっていく主人公の心情描写と

 人間味あふれるアクション・シーンを加えることによって

 王道以上の深みを持つ物語へと進化していく姿は

 私に「典型的な筋書きも料理次第で

 典型以上の作品となりうる」ことを示してくれました。

 (自然に重きを置いた風景描写と「罪を償う」事から目を背けない終幕が

 感動系映画とは異なる感動を与えてくれることも見逃せません。)

 まさに西部劇の遺産と現代アクションの醍醐味が一体となった

 作品であると言えるでしょう。

 安易なひねりを廃し、直球勝負に挑む姿が心地良い本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。