映画に感謝を捧ぐ! 「悪を呼ぶ少年」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロバート・マリガン監督の「悪を呼ぶ少年」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 トマス・トライオンの小説を彼自身の脚色によって

 映画化した本作は

 対照的な要素が巧みに融合した作品であります。

 ホームドラマを思わせるような日常風景と

 ブラック・ユーモア風味の残酷描写が一体となることによって生まれた

 「静かなる恐怖劇」は

 私に「童心」の持つ残酷さと、対照的な要素を組み合わせることによって生じる

 化学反応の醍醐味を見せてくれました。

 まさに「無血型怪奇映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 派手な特殊効果を駆使することなく

 平和な日常が怪奇恐怖の世界へと転じる姿を

 描ききった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。