映画に感謝を捧ぐ! 「トーク・トゥ・ハー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はペドロ・アルモドバル監督の「トーク・トゥ・ハー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 昏睡状態となった女性を愛した

 男たちの姿を描いた本作は

 哀愁とユーモアが程よく混ざり合った作品であります。

 「エロティシズムとユーモア精神を失うことなく

 愛と死の物語を描く」という難題に挑んだ

 スタッフ・キャスト陣の勇気と精神力は

 私に性的な要素から目を背けることなく「難病」と「愛」を表現することの

 尊さと難しさを示してくれました。

 まさに「対照的な愛のかたち」を持った男たちの葛藤と融和を写し出した

 恋愛映画であると言えるでしょう。

 P・アルモドバル監督に宿る「変態性」が 

 難病映画特有の「感動狙い臭」を緩和させる姿が

 心地良い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。