映画に感謝を捧ぐ! 「アンストッパブル」

 映画感謝人GHMです。

 今回はトニー・スコット監督の「アンストッパブル」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 2001年5月に発生した列車暴走事故を

 

 もとにして作られた本作は

 正統派を押し切るエネルギーと映像技が心地良い作品であります。

 どんでん返しやロマンス要素に背を向けて

 「暴走列車との闘い」に全勢力を注ぎ込んだストーリー。

 CG技術による映像表現を最小限度にとどめ

 スピード感と多角的視点を兼ね備えた映像技によって生まれた

 ドキュメンタリー風味のアクション・シーン。

 映画全体を覆うポジティブ精神と現場労働者への敬意が

 一体となることによって生まれた本作は

 私に「知力・体力・チームワーク」によってつかみ取った

 勝利の醍醐味と

 「物事は過程の積み重ねから生まれる」事を再認識する機会を

 与えてくれました。

 (T・スコット監督と俳優D・ワシントンの名コンビぶりが

 2010年代においても健在であることを示している点も

 見逃せません。)

 まさに、持てる力を総動員して「王道を貫く」事の快感を

 味あわせてくれる作品であると言えるでしょう。

 感動・賞狙いの演出・ストーリーに背を向けて

 娯楽映画本来の持ち味で勝負した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。