映画に感謝を捧ぐ! 「アメリカン・プレジデント」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロブ・ライナー監督の「アメリカン・プレジデント」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 再選をめざすアメリカ合衆国大統領

 彼を取り巻く人々の姿を描いた本作は

 「アメリカ的政治観」の一端をのぞき見ることの出来る

 作品であります。

 重苦しい存在として描かれがちな「政治&政治家」を

 喜劇風味で表現しつつ

 政治家が陥りがちな「人命軽視」・「際限なき批判合戦」に

 警鐘を発しようとする試みは

 私に「政治を身近な存在として見ること」の大切さと

 「政治の論理」によって人間性が失われていくことの恐怖を

 示してくれました。

 (自らの個性を最大限に発揮しながら

 主演男優・女優を引き立てる助演陣の活躍ぶりが

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 まさに「アメリカ流政治喜劇」の雄であると

 言えるでしょう。

 アメリカ政治の内幕をのぞき見る快感と

 アメリカ流ハッピー・エンドの心地よさが一体となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。