映画に感謝を捧ぐ! 「ゼイリブ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 レイ・ネルソンの小説「8O'ClockintheMorning」を

 もとにして作られた本作は

 支配のありようを世に示す作品であります。

 人間の欲求・本能を巧みに利用することによって

 

 「支配されている」感覚を一切与えることなく世界を支配するという

 巧妙にして皮肉なアイデア

 (思わず「彼らに支配されても良いのではないか」と

 

 思いそうになるほどです。)

 

 J・カーペンター監督ならではの「大衆食堂風味」が一体となる姿は

 私に「恐怖」と「教訓」に満ちた時間を与えてくれました。

 (物語をシリアスに進行させながら

 コミカルな終幕を用意するという大胆不敵さも見逃せません。)

 まさに「SF活劇風味の支配論」であると言えるでしょう。

 理知的な侵略者と人類との闘いを

 軽快さを崩すことなく描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。