映画に感謝を捧ぐ! 「最後の晩餐 平和主義者の連続殺人」

 映画感謝人GHMです。

 今回はステイシー・タイトル監督の「最後の晩餐 平和主義者の連続殺人」に

 感謝を捧げようと思います。

  

 

 大学院生5人組による連続殺人を描いた本作は

 不条理にして牧歌的な作品であります。

 ブラック・ユーモアとバイオレンスに満ちたストーリーを

 人物設定・編集技・色彩・小道具の限りを尽くして

 「軽快なるドタバタ喜劇」へと変化させていく姿は

 私に「いかなる素材も料理法によって変化していく」事を

 示してくれました。

 まさに「精神的悪趣味映画」と呼ぶにふさわしい作品であると

 言えるでしょう。

 「正義」を振りかざす人間特有の「凶暴性」と

 アメリカ社会に潜む病魔の数々を

 脳天気かつ残酷に表現した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。