映画に感謝を捧ぐ! 「ミミック」
映画感謝人GHMです。
今回はギレルモ・デル・トロ監督の「ミミック」に
感謝を捧げようと思います。
ドナルド・A・ウォルハイムの小説「擬態」を
もとにして作られた人気シリーズの1作目となる本作は
壮大なるハッタリ精神が心地良い作品であります。
日常生活でも見られる「害虫退治」を
SFホラーの領域にまで高めようとする発想力と
私に「日常の一部をふくらませて、壮絶なる物語を生み出す」
快感に浸る時間を与えてくれました。
(単なる「モンスター」ではなく
「昆虫」であることを生かしたキャラクター造形が成されている点も
見逃せません。)
まさに「怪奇SF風味のほら話」であると言えるでしょう。
SFの定番「文明批判」と映画全体を覆う「害虫退治ムード」が
奇妙な味わいを生み出した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。