映画に感謝を捧ぐ! 「昼下がりの決斗」

 映画感謝人GHMです。

 今回はサム・ペキンパー監督の「昼下がりの決斗」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 銀行の金2万ドルを運搬するために雇われた

 男たちの運命を描いた本作は

 見た目以上の複雑さを持った西部劇であります。

 「道中西部劇」の衣をまといながら

 情勢の変化によって揺れ動く人間関係を描こうとする試みは

 私に「疑心と対立を乗り越えたところにこそ

 真の絆が生まれる」ことを示してくれました。

 (「痛快さ」よりも「哀愁」を重んじた終幕となっている点も印象的です。)

 まさに「非痛快型西部劇」の雄であると言えるでしょう。

 「道中系西部劇」の定番要素と

 S・ペキンパー監督の十八番「情勢に抗ってでも己を貫く男」が

 一体となった本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。