映画に感謝を捧ぐ! 「イン・マイ・カントリー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・ブアマン監督の「イン・マイ・カントリー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 アンキー・クロッホの著書「カントリーオブ・マイ・スカル」を

 もとにして作られた本作は

 静かなる怒りと希望に彩られた作品であります。

 南アフリカ共和国政府の人種隔離政策が生んだ「拷問・殺人の歴史」を

 残酷描写・暴力シーンをほとんど用いることなく表現しようという

 大胆なる試みは

 私に「許し」という行為の偉大さと難しさ・残酷な状況において

 冷静さを保つことの大切さを示してくれました。

 まさに冷熱合わせ持つ魂によって生み出された

 実話系映画であると言えるでしょう。

 エンターテインメント的な勧善懲悪に走ることなく

 南アフリカ共和国の「暗黒面」を写し出した本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。