映画に感謝を捧ぐ! 「X博士の復讐」
映画感謝人GHMです。
今回はジェリー・デ・レオン&エディ・ロメロ監督の
「X博士の復讐」に感謝を捧げようと思います。
食虫植物の研究によって生まれたモンスターが
もたらす恐怖を描いた本作は
押しの強さで勝負する姿が微笑ましさを誘う作品であります。
現地ロケならではの持ち味とスタッフ陣の日本観が一体となった日本描写
(我が国の「怪獣映画・特撮ドラマ」を思わせるような雰囲気が
懐かしさを生み出している点も見逃せません。)
論理性・化学的根拠へのこだわりを廃し
「思いつき感覚」で進行するストーリー
(ある意味「自由」な作りであると言えるでしょう。)
演技の良し悪しを気にすることなく観賞させてくれる
登場人物たち
(特に、他の映画ではなかなか見られない
奇抜な台詞回しが印象的です。)
バラエティ番組を思わせるような音楽が一体となる姿は
私に笑わせようとする精神とは異なる場所から誕生した
(本編と題名とが微妙にずれている点も印象的です。)
「ユーモア」を堪能する機会を与えてくれました。
まさに「心温まる珍作SF映画」であると言えるでしょう。
能力を駆使して「突っ込みポイント」を探す時間と
スタッフ陣の「日本に対するイメージ」を感じ取る時間を
与えてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。