映画に感謝を捧ぐ! 「4デイズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はグレゴール・ジョーダン監督の「4デイズ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 捜査官とテロリストとの壮絶なる4日間を描いた本作は

 人間の凶暴性を写し出す事を重視した

 異色のテロ対策映画であります。

 自ら囚われの身となり、「尋問」を受けることによって

 捜査官・軍人・政治家の秘めたる凶暴性をえぐり出し

 アメリカの「偽善性」を証明しようと試みるテロリストの

 「激しくもクールな戦い」は

 私に正義を振りかざす人間が陥りがちな「狂気の形」と

 アメリカがテロの標的となりやすい原因を示してくれました。

 まさに「毒」を制するために猛毒となってしまった人間の悲劇と

 悪意の伝染がもたらす恐怖を描いたサスペンス映画であると

 言えるでしょう。

 大胆にして狡猾なるテロリストと

 彼に翻弄され、狂気の闇に堕ちていく捜査陣の姿を

 ホラー風味の残酷描写と共に描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。