映画に感謝を捧ぐ! 「終着駅」

 映画感謝人GHMです。

 今回はヴィットリオ・デ・シーカ 監督の「終着駅」に

 感謝を捧げようと思います。

 

  

 イタリアの駅で展開される

 愛と苦悩の時を描いた本作は

 「舞台」を有効活用する事の醍醐味を堪能できる作品であります。

 美しさと暗さを兼ね備えた主演女優・男優

 「駅」という場所の特性・持ち味を最大限に生かしたストーリー

 哀愁漂う音楽が一体となる姿は

 私に「王道と個性が程よく調和する姿」を

 示してくれました。

 まさに「悲恋劇」の魅力と「駅」の魅力を

 同時体験できる作品であると言えるでしょう。

 「舞台・時間」を限定することによって生じる緊迫感と

 「道ならぬ愛の終わり」がもたらす痛みと苦悩が

 一体となった本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。