映画に感謝を捧ぐ! 「バーバレラ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロジェ・ヴァディム監督の「バーバレラ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジャン・クロード・フォレストの同名漫画を

 もとにして作られた本作は

 SF映画史上まれに見る「遊び心」に満ちた作品であります。

 論理性よりも「やりたい放題精神」に重きを置いたストーリー

 エロティシズム満載のヒロイン

 緊張感を抑制した演出法が一体となって

 他の冒険SFにはない「のどかさ」を生成していく姿は

 私にある種の痛快さとユーモアに満ちた時間を

 与えてくれました。

 (強引極まる最終決着の持つ「味わい」も見逃せません。)

 まさに「コミック感覚」の嘲笑を最大限に引き出した

 作品であると言えるでしょう。

 映像・音楽・演技者が一体となって

 観客の「娯楽欲・性欲」を満たそうとする姿が心地良い本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。