映画に感謝を捧ぐ! 「キラーアンツ 巨大殺人アリの襲撃」

 映画感謝人GHMです。

 今回はエド・レイモンド(フレッド・オーレン・レイ)監督の

 「キラーアンツ 巨大殺人アリの襲撃」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 高層ビルを襲う巨大アリとの戦いを描いた本作は

 ハッタリ精神とサービス精神に彩られた作品であります。

 「アリ駆除」をパニック・ムービーの領域にまで高めようという発想と

 娯楽映画にありがちな要素を並べ立てることによって

 人々の「暇つぶし」への欲求を満たそうというサービス精神が

 

 珍妙なる方向へと進んでいく姿は

 私に「軽量娯楽精神」の醍醐味と「ハッタリ精神」の痛快さを

 同時体験する機会を与えてくれました。

 まさに、ある種の「ズレ」が笑いと恐怖を誘う珍作であると言えるでしょう。

 「暇つぶし」に適した上映時間と内容が

 大作・名作にはない味わいをもたらした本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。