映画に感謝を捧ぐ! 「ボビー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はエミリオ・エステヴェス監督・脚本・出演の

 「ボビー」に感謝を捧げようと思います。

 

 1968年6月5日の「ロバート・F・ケネディ暗殺事件」を

 もとにして作られた本作は

 アメリカの「1960年代」を2時間に凝縮した作品であります。

 暗殺事件当日の「アンバサダー・ホテル」を描くという

 

 形態を取りながら

 1960年代のアメリカの「空気」を世に示そうとする精神は

 私に「映画」という存在が持つ力と意義を再認識する機会を

 与えてくれました。

 

 (当時の映像・音楽を戦略的に挿入することによって

 「感動狙い」に走ることなく時代の空気を写し出している点や

 過去作のイメージとは異なる役柄に挑む

 D・ムーア&S・ストーンの勇姿も見逃せません。)

 まさに静かなる情熱と責任感に彩られた

 実話系映画であると言えるでしょう。

 一件の暗殺事件を通じて

 我々に与えられた「歴史的宿題」の存在を示した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。