映画感謝人GHMです。
今回はジェームズ・ヒル監督の「野生のエルザ」に
感謝を捧げようと思います。
ジョイ・アダムソンの自伝をもとにして描かれた本作は
潜在的風刺精神を宿した動物映画であります。
「ライオンと人間との交流を描く」という形態を取りながら
人間の傲慢さ・偽善性を写し出すという作劇法は
私に「自然と人間」が複雑な関係にいることを
再認識する機会を与えてくれました。
まさに「のどかさと苦味が共存する作品」であると
言えるでしょう。
動物たちの熱演・自然美を生かした映像表現
静かなる風刺精神が一体となった本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。