映画に感謝を捧ぐ! 「アウェイク」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョビー・ハロルド監督の「アウェイク」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 心臓疾患を抱えた青年実業家の運命を描いた本作は

 精神と肉体との関係をサスペンス・タッチで表現した作品であります。

 「術中覚醒」によって精神のみの存在となった主人公が

 研ぎ澄まされた感覚と母親との「精神的コンビネーション」によって

 危険な陰謀に立ち向かう姿は

 私に「安楽椅子探偵映画」のスリル

 家族劇の魅力・精神と肉体との密接なつながりを

 同時体験する機会を与えてくれました。

 (何気ない行動・会話が「重要なヒント」として機能している点や

 R・オリン&T・ハワードの放つ「ムード」を逆手に取った

 配役が成されている点も見逃せません。)

 まさに「物理的制約によって高められた感性・気力・絆」の強さと

 優しさを示した作品であると言えるでしょう。

 肉体・精神・人生における「覚醒」に向かう主人公の姿と

 愛・精神力・知力の限りを尽くして彼を支える母親の姿に

 心打たれる本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。