映画に感謝を捧ぐ! 「ブレーキ・ダウン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョナサン・モストウ監督の「ブレーキ・ダウン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ドライブ中に妻を誘拐された男の

 孤独な戦いを描いた本作は

 激しくも親しみやすい痛快作であります。

 心理サスペンスや社会派映画にすることも可能な題材であるにもかかわらず

 あえて「軽量アクション」に徹する潔さと

 主演男優カート・ラッセルの「軽快さ」を有効活用した

 アクション・シーンの数々が一体となる姿は

 私に「確かな方向性を持った映画」の素晴らしさを

 再認識する機会を与えてくれました。

 まさに「大衆食堂映画」の魅力を最大限に発揮した

 作品であると言えるでしょう。

 情緒やどんでん返しに背を向けた

 「直球勝負」な物語と

 テクノロジーよりも「車」と「人間」の力に重きを置いたアクションによって

 娯楽映画本来の味わいを生み出した本作と

 

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。