映画に感謝を捧ぐ! 「怪物の花嫁」

 映画感謝人GHMです。

 今回はエドワード・D・ウッド監督の「怪物の花嫁」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 原子超人による世界征服を企む

 科学者の運命を描いた本作は

 恐ろしくも微笑ましい作品であります。

 独特のスピード感で論理を粉砕しながら進んでいくストーリー

 奇妙なユーモアに彩られたBGM

 低予算&設備不足のハンデを

 身を挺して補う俳優・女優陣の奮闘ぶり

 (特に存在感と熱演の限りを尽くして作品全体を支える

 B・ルゴシ&T・ジョンソンの勇姿!)

 緩やかさの中に味わいを宿したアクション・シーンの数々が

 一体となることによって生じる「想定外のユーモア」は

 私に「怪奇映画らしからぬ感動」を与えてくれました。

 (「怪物の花嫁」という題名の意味が

 明らかになったときの衝撃も忘れられません。)

 まさに「史上最低監督」E・ウッドと

 彼を取り巻く人々の「人間力」を感じる作品であると

 言えるでしょう。

 ドラキュラ映画への尊敬と

 怪奇映画・SF映画に対する「報われぬ愛」によって

 「作品の質」を超越した存在となった本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。