映画に感謝を捧ぐ! 「ブルース・ブラザース」
映画感謝人GHMです。
今回はジョン・ランディス監督の「ブルース・ブラザース」に
感謝を捧げようと思います。
TV番組「サタデー・ナイト・ライブ」の人気者
「ブルース・ブラザース」の映画進出作となる本作は
物理力と人間力に満ちあふれた痛快喜劇であります。
頭脳・体力・人材・物量の限りを尽くして
「素直に楽しめる娯楽」を追求していくサービス精神と
歌・踊り・アクションをふんだんに取り入れながら
「映像的ごまかし」をほとんど感じさせない技術力とが
一体となって「問答無用の音楽喜劇」を形成していく姿は
私に「計算されたドタバタ劇」の醍醐味と
「出演者の個性を最大限に生かすこと」の素晴らしさを
同時体験する機会を与えてくれました。
(やりたい放題に進んでいく物語であるにもかかわらず
「罪を償う」終幕へと着地していくバランス感覚も
見逃せないポイントであります。)
まさに、人々が「娯楽映画」に求める要素を総動員しつつ
破綻なくまとめることに成功した強豪作であると言えるでしょう。
現代の映画からは失われつつある「巧妙なる脳天気」と
「音楽&ダンス映画」本来の素晴らしさを見せてくれた本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。