映画に感謝を捧ぐ! 「コクーン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロン・ハワード監督の「コクーン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 エイリアンとの遭遇を果たした老人たちの運命を

 

 描いた本作は

 SF映画らしからぬ穏やかさと人生哲学に彩られた作品であります。

 エイリアンと老人たちとの交流を通じて

 「人生」を描くという大胆な発想と

 ベテラン俳優・女優陣の「優しくも力強い熱演」が

 一体となって「最期」に対する一考察を

 世に示そうとする姿は

 私に「SF映画」の持つ可能性の雄大さと

 「特殊効果と物語がバランスよく調和することによって

 真のSF映画が生まれる」ことを示してくれました。

 まさに「哲学系SF」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「侵略者」でも「迫害される存在」でもないエイリアンと

 明るさと哀愁を合わせ持つ老人たちとの友情に

 心打たれる本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。