映画に感謝を捧ぐ! 「ドライビング・Miss・デイジー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はブルース・ベレスフォード監督の「ドライビング・Miss・デイジー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 アルフレッド・ウーリーの同名戯曲を

 彼自身の脚色によって映画化した本作は

 厳しさと優しさを兼ね備えた家族劇であります。

 人種・世代・環境の異なる人々が一堂に会することによって生じる軋轢と

 人間社会の「見えざる壁」を打ち破る強さと

 穏やかさを持った「絆」の誕生を

 現実感とユーモアの均衡を保ちながら描いていく姿は

 私に静かなる恐怖・感動・学びに満ちた時間を

 与えてくれました。

 (メイクと演技のみで「時代の移り変わり」を表現することに可能にした

 J・タンディ+M・フリーマン+D・エイクロイドの「静かなる名演」が

 作品の「威厳」を高めている点も見逃せません。)

 まさに「現実の厳しさから目を背けることなく

 

 人間に対する信頼を描いた」作品であると言えるでしょう。

 ドラマティックな事件・感動狙い的な表現を多用せず

 日常の積み重ねによって生まれた「愛」を

 

 静かに描いた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。