映画に感謝を捧ぐ! 「金星人地球を征服」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロジャー・コーマン監督の「金星人地球を征服」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 金星からの侵略者に翻弄される人々の姿を描いた本作は

 SF映画本来の魅力を感じさせてくれる作品であります。

 壮大なる発想・論理性・化学的根拠にこだわり過ぎることなく

 進行するストーリー・手作り感あふれる特撮

 「説教」にならない程度に配合された社会的メッセージが

 一体となって「大作感あふれる小規模映画」を生み出していく姿は

 私に「予算の制約・テクノロジーの限界」に屈することなく

 娯楽を生み出す「人間力」の醍醐味を見せてくれました。

 (後年のSF・パニック・ホラー映画に多大なヒントを

 与える作品であることも見逃せません。)

 まさに「映画史に残る軽量SF映画」であると言えるでしょう。

 娯楽精神と作業効率のバランスを保つことによって

 予算以上の「大作感」を生み出すR・コーマン精神を

 象徴する本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。