映画に感謝を捧ぐ! 「バルカン超特急」

 映画感謝人GHMです。

 今回はアルフレッド・ヒッチコック監督の「バルカン超特急」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 エセル・リナ・ホワイトの小説「車輪はまわる」を

 もとにして作られた本作は

 スリルと現実感を兼ね備えた作品であります。

 「巻き込まれサスペンス」の王道を行く物語に

 外国旅行特有のトラブル要素

 「超特急」の個性を最大限に引き出した映像表現

 群像劇としての魅力を加えることによって

 現実味あふれる陰謀劇に仕立て上げる技術力・発想力は

 私に「映画的リアリズム」の構築法に触れる機会を

 もたらしてくれました。

 まさに「旅行型サスペンス」の理想型と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 観光旅行と冒険の魅力を兼ね備えた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。