映画に感謝を捧ぐ! 「リトル・ミス・サンシャイン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョナサン・デイトンヴァレリー・ファリス監督の

 「リトル・ミス・サンシャイン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 美少女コンテストに出場するため

 カリフォルニアをめざす家族の姿を描いた本作は

 人間愛と笑いに満ちた強豪作であります。

 模範的とは言いがたい家族が織りなす

 波瀾万丈すぎる道中を

 激しくも優しいユーモアと軽やかさを兼ね備えた表現法で描くことによって

 「愛すべき人々」に変えていく

 スタッフ・キャスト陣の技巧と情熱は

 私に「不完全なるがゆえの美しさ」を描くことの尊さと

 難しさを示してくれました。

 (世俗的勝利を超越した「魂の勝利」を感じさせる

 終幕も素晴らしいです。)

 まさに「2000年代流のおとぎ話」と呼ぶにふさわしい作品であると

 言えるでしょう。

 人生哲学とホームドラマの魅力を兼ね備えた本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。