映画に感謝を捧ぐ! 「死の標的」
映画感謝人GHMです。
今回はドワイト・H・リトル監督の「死の標的」に
感謝を捧げようと思います。
麻薬組織との戦いを描いた本作は
他の「非沈黙系セガール主演作」とは異なる
個性を放つ作品であります。
S・セガールならではの「美しくも過剰な肉弾攻撃」
(時と共に「ホラー風味」が増していくさまが恐ろしい!)
映画史上まれに見る「安全性」を誇る銃撃戦&カーチェイス
(銃撃・交通事故による死傷者が一切発生しない!)
「宗教結社風味」漂う麻薬組織
(麻薬組織の枠を超えた神秘性を
放っている点が印象的です。)
アクション映画の王道と人種差別的な人物配置を
巧みに融合させたストーリーが
一体となることによって生まれる「予期せぬブラック・ユーモア」は
私に「活劇の醍醐味」と「残酷喜劇の醍醐味」を
同時体験する機会を与えてくれました。
まさに「アメリカ社会に対する皮肉」と
勧善懲悪映画の魅力を合わせ持つ作品であると言えるでしょう。
S・セガールの放つ「東洋風味」が
西洋文化&南米文化と交わることによって生じる
化学反応が生み出した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。