映画に感謝を捧ぐ! 「クリスティーン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・カーペンター監督の「クリスティーン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 スティーブン・キングの同名小説をもとにして作られた本作は

 愛と殺意に彩られたホラー映画であります。

 汚れた姿で屋外にさらされていた中古車「クリスティーン」が

 主人公の愛と技術によって

 「美しさと凶暴性を兼ね備えた悪女車」となり

 自分自身と主人公との関係を脅かす存在を葬っていく姿を

 軽快な音楽と「モンスター映画的表現法」を駆使して描く姿は

 私に悪女映画と怪奇映画の醍醐味を同時体験する機会を

 与えてくれました。

 (主人公に扮したK・ゴードンの怪演が

 作品の恐怖と哀愁を高めていく姿も見逃せません。)

 まさに「純愛ホラー」の雄と呼ぶに

 ふさわしい作品であると言えるでしょう。

 負け犬のような日々を生きてきた青年と

 打ち捨てられた車との「凶暴な純愛」に

 心打たれる本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。