映画に感謝を捧ぐ! 「スネーク・猛毒の大群」

 映画感謝人GHMです。

 今回はノエル・ノセック監督の「スネーク・猛毒の大群」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 毒蛇の脅威にさらされた住宅地の運命を描いた本作は

 他のアニマル・パニック映画とは異なる視線を持った作品であります。

 戦略性(パニック発生を抑えるため、少しずつ人間を襲う)と

 自らの肉体・特性を生かした暗殺テクニックを持った毒蛇集団と

 一部を除いて緊張感の薄い人間たちとの戦いを

 派手な特殊効果や残酷描写をほとんど用いることなく

 描こうという試みは

 私に「奇妙な現実感と寓話感覚」にあふれた時間を

 与えてくれました。

 まさに「人災系アニマル・パニック映画界」の

 静かなる強豪であると言えるでしょう。

 ハッタリ感覚あふれる宣伝法と

 アニマル・パニック映画の王道に従いながら

 人間の愚かしさを描く作劇法が印象深い本作と

 生きて映画を観ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。