映画に感謝を捧ぐ! 「アンドロメダ・・・」
映画感謝人GHMです。
今回はロバート・ワイス監督の「アンドロメダ・・・」に
感謝を捧げようと思います。
マイケル・クライトンの小説「アンドロメダ病原体」を
もとにして作られた本作は
静かなるスリルを堪能できるSF映画であります。
表面的な盛り上げよりも
科学的説得力・論理性の維持に重きを置いたストーリー
画面分割等を駆使することによって
登場人物の心理・主観を「映画的」に表現することを
可能にした映像技
荒唐無稽にならないよう細心の注意を払って
使用されたSF的小道具が一体となることによって生まれた
「映画史上最小の侵略エイリアンとの戦い」は
私に「SF映画における現実感・細部描写の大切さ」を
再認識する機会を与えてくれました。
(「万事解決系ハッピー・エンド」に逃避せず
余韻を残した終幕となっている点も見逃せません。)
まさに「ノンフィクション・タッチで表現されたSF映画」であると
言えるでしょう。
医学知識を持ったSF作家M・クライトン氏と
多種多様な映画を演出してきたR・ワイス監督の長所が
巧みに融合した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。