映画に感謝を捧ぐ! 「エターナル・サンシャイン」
映画感謝人GHMです。
今回はミシェル・ゴンドリー監督の「エターナル・サンシャイン」に
感謝を捧げようと思います。
恋人に関する記憶を消し去ろうとする男の
運命を描いた本作は
SF的表現と人生哲学が融合した作品であります。
「失われていく記憶」の映像化に挑む実験精神と
「記憶は情報ではなく想いである」
「愛は疑惑と不信の波を乗り越えることによって磨かれる」ことを
人々に伝えようという信念が一体となる姿は
私に「恋愛映画」と「人間精神」のもつ可能性の壮大さを
再認識する機会を与えてくれました。
(喜劇俳優J・キャリーが道化要素を抑制し
シリアス演技を全うした事も見逃せません。)
まさに「外見以上の鋭さを持った恋愛映画」であると
言えるでしょう。
ユーモア精神・着想の妙・人間性への信頼が
程よく調和した本作と
生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。