映画に感謝を捧ぐ! 「ディテンション(2003年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はシドニー・J・フューリー監督の「ディテンション(2003年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 放課後の高校を襲撃した犯罪集団に立ち向かう

 居残り教師&生徒の姿を描いた本作は

 アメリカ社会の一端を豪快に写し出した作品であります。

 アクション映画的手法の限りを尽くして

 アメリカに蔓延する「セルフ・ディフェンス主義」・「教育現場の荒廃」

 「権力機構の腐敗」を世に示そうという試みは

 私に「軽量アクションに秘められた可能性」と

 「2000年代アメリカが抱える宿題」を

 示してくれました。

 まさに「社会派風軽量アクション」の雄であると

 言えるでしょう。

 単純明快にしてやりたい放題なストーリー展開

 王道的アクション・シーンの数々

 わかりやすい形で表現されたキャラクター

 さりげなく挿入される社会風刺が心地良い本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。