映画に感謝を捧ぐ! 「間諜最後の日」

 映画感謝人GHMです。

 今回はアルフレッド・ヒッチコック監督の「間諜最後の日」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ウイリアムサマセット・モームの小説「アシェンデン」を

 もとにして作られた本作は

 ユーモアと皮肉に彩られたスパイ映画であります。

 サスペンス・ロマンス・コメディ要素がせめぎ合うことによって

 「二転三転の諜報戦」が形成されていく姿を

 多彩な映像・音楽表現を駆使して映画化するという試みは

 私にジャンル混合がもたらす笑いとスリルにあふれた時間を

 与えてくれました。

 まさに「闇鍋風味のスパイ・サスペンス」と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 シリアスとコメディのバランス感覚を保ちながら

 綱渡りのように進行していくストーリー展開が

 可笑しくも心地良い本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。