映画に感謝を捧ぐ! 「監獄島」

 映画感謝人GHMです。

 今回はスコット・ワイパー監督の「監獄島」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 世界中から集められた死刑囚十人による

 殺人ゲームの行方を描いた本作は

 「映画的補強力」の妙技を味あわせてくれる作品であります。

 荒唐無稽かつ強引な「殺人ゲーム」に

 程よい残酷描写・しっかりとしたルール設定

 舞台・小道具を生かしたアクション・シーン

 2000年代の空気を融合させることによって

 「説得力のある物語」を生み出すことに成功した

 スタッフ陣の知略と技量は

 私に「状況限定型アクション」ならではのスリルと

 恐ろしいまでの現実感にあふれた時間を

 与えてくれました。

 (演技力よりも雰囲気・個性に重きを置くことによって

 魅力あるキャラクターを作り上げていくキャスティング・センスも

 見逃せません。)

 まさに「外見以上の重量感を持った娯楽アクション映画」

 であると言えるでしょう。

 軽快に進行していく物語の中に

 皮肉の刃を秘めた本作と

 生きて映画を観ることに出来る幸せに深い感謝を!!!。