映画に感謝を捧ぐ! 「ハートブルー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はキャスリン・ビグロー監督の「ハートブルー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 覆面強盗団の正体に迫ろうする

 FBI捜査官の運命を描いた本作は

 犯罪劇と青春劇の魅力を合わせ持つ異色作であります。

 「タフな肉体と繊細すぎる心を持った」捜査官と

 「冒険心に依存することによって現実を見失った」犯罪者との戦いを

 軽快にして滑稽な「追いかけっこアクション」と

 青春映画的ユーモアを交えながら描くことによって生まれる

 「愛憎渦巻く対決劇」は

 私をスリルと哀愁の入り交じった世界へと

 誘ってくれました、

 

 (「いるべきでない世界からの訣別」を暗示する終幕も

 見逃せません。)

 まさに「男気と感傷が共存する映画」であると言えるでしょう。

 「心の弱さ」ゆえに道を誤った男二人と

 彼らを取り巻く人々の悲劇に心打たれる本作と

 生きて映画を見ることが出来る幸せに深い感謝を!!!。