映画に感謝を捧ぐ! 「合衆国感染」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジェイソン・コネリー監督の「合衆国感染」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 小さな町で発生したウイルス・パニックを描いた本作は

 「軽量映画的戦略」の醍醐味に満ちた作品であります。

 軽量パニック・ムービーの方程式通りに進行する物語に

 時代の空気を生かした「ハッタリ的宣伝」と

 反体制風味を混ぜ合わせることによって

 内容以上の価値を持った作品へと変えていく姿は

 私に驚き・感心・微笑ましさにあふれた時間を

 与えてくれました。

 (終盤の急展開によって「王道的ハッピー・エンド」からの

 逃亡を図っている点も見逃せません。)

 まさに「映画界の怪しさ」を体現する

 珍作サスペンスであると言えるでしょう。

 本編以上のスケール感を与えてくれた宣伝と

 アメリカに渦巻く「不信感」を体現したストーリーが

 印象深い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。