映画に感謝を捧ぐ! 「ミクロの決死圏」

 映画感謝人GHMです。

 今回はリチャード・フライシャー監督の「ミクロの決死圏」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 患者を救うため体内への潜入を試みる

 医療チームの運命を描いた本作は

 着想の妙が光る冒険SFであります。 

 我々にとって最も身近な存在「体内」を

 冒険映画の舞台にするという発想力と

 人体に対する知識を駆使することのよって

 超科学的な物語に説得力を与える「作劇力」

 多彩な色と光を駆使して幻想美あふれる「体内」を作り出す映像力が

 一体となる姿は

 私に「人間の中にこそ神秘が宿っている」事と

 「SF映画にこそ論理性が必要である」ことを

 再認識する機会を与えてくれました。

 まさに「人間」の心身に宿る宇宙を感じさせてくれる

 作品であるといえるでしょう。

 スリル・サスペンス・映像美に満ちた

 「映画史上最小の世界」を見せてくれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。