映画に感謝を捧ぐ! 「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・ポルソン監督の「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 謎の友人「チャーリー」に翻弄される父子の運命を描いた本作は

 狂気と苦悩に彩られた作品であります。

 モンスター映画と猟奇サスペンスの演出法を融合させながら

 心の傷によって生み出された悲劇を描くという試みは

 私に「人間の心中にこそ怪物がいる」ことを

 再認識する機会を与えてくれました。

 (「謎を完全解明した」と見せかけて謎を残す終幕となっている点も

 見逃せません。)

 まさに「心理的怪奇映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 「理解できない」ことが恐怖の根源であることを

 怪奇映画流に表現した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。