映画に感謝を捧ぐ! 「ダンテズ・ピーク」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロジャー・ドナルドソン監督の「ダンテズ・ピーク」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 山沿いの街「ダンテズ・ピーク」を襲う大災害を

 描いた本作は

 奇妙な説得力と皮肉に満ちた災害映画であります。

 VFX技術の限りを尽くして

 「災害予知の限界」・「自然災害における人間の無力さ」を描くという

 大胆不敵な挑戦は

 私に「映画の王道を逆手に取ったブラック・ユーモア」の醍醐味を

 見せてくれました。

 (主人公と仲間たちをスーパー・ヒーロー扱いしないことによって

 現実感を高めている点も見逃せません。)

 まさに「テクノロジーによって人間力とテクノロジーの限界を描いた」

 作品であると言えるでしょう。

 

 スケール感のある映像表現と「竜頭蛇尾」系のストーリーが

 一体となることによって

 他の自然災害映画とは一味違う作品となった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。