映画に感謝を捧ぐ! 「ラスト・アクション・ヒーロー」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・、マクティアナン監督の「ラスト・アクション・ヒーロー」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 魔法のチケットで映画の世界に入った

 少年の運命を描いた本作は

 遊び心と風刺に満ちた異色作であります。

 「少年がA・シュワルツネッガー主演作の世界に乱入する」という

 大胆極まる発想に

 アクション映画特有の「ご都合主義」を逆手に取ったコメディ要素

 映画狂の心理をくすぐる小ネタの数々

 現代社会に対する警鐘を融合させることによって

 「奇想天外にして文学的なファンタジー」が作られていく姿は

 私に「アトラクション風味」の楽しさと

 「人々が勧善懲悪を求める理由」について考える時間を

 与えてくれました。

 まさに「大衆の欲求によって作られた存在の悲哀と情熱」を

 娯楽要素を失うことなく表現することに挑んだ

 作品であると言えるでしょう。

 J・マクティアナン監督の出世作ダイ・ハード」を思わせるような

 巻き込まれぶりと

 主演男優A・シュワルツネッガーすら「笑いのネタ」にするほどの

 喜劇精神が程よく解け合った本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。