映画に感謝を捧ぐ! 「スレッジ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はヴィック・モロー監督の「スレッジ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 30万ドル相当の砂金に魅入られた

 男たちの運命を描いた本作は

 過激にして教訓的な作品であります。

 アメリカ西部劇ならではの風貌を持った俳優陣と

 イタリア風味の残酷描写を駆使して

 「黄金の呪い」に囚われた人間の悲劇を描くという試みは

 私に「顔」の持つ説得力と人心に潜む「悪魔」がえぐり出されることの

 恐怖を同時体験する機会を与えてくれました。

 (軽快な曲と風刺的な歌詞が一体となった主題歌も印象的です。)

 まさに、攻撃力あふれる「教訓系西部劇」であると

 言えるでしょう。

 戦争映画顔負けの虐殺と

 スパイ映画顔負けの裏切りをもたらした「黄金の呪い」に

 圧倒される本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。