映画に感謝を捧ぐ! 「ボーダーライン(1980年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジェロルド・フリードマン監督の「ボーダーライン(1980年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 密入国業者の陰謀に立ち向かう

 国境警備隊員の姿を描いた本作は

 アメリカの気質と歴史を象徴する作品であります。

 西部劇気質のC・ブロンソンと近代気質のB・カービーの

 

 コンビネーションが生み出す化学反応

 勧善懲悪劇の痛快さと社会派映画の苦味を

 兼ね備えたストーリー

 ロケーション効果と多彩な俳優・女優陣が生み出す

 スケール感が一体となる姿は

 私に「アメリカ合衆国」の個性をかいま見る機会を

 与えてくれました。

 (クールな悪役ぶりによって作品の味を高める

 E・ハリスの勇姿も見逃せません。)

 まさに「様々なボーダーライン(境界線)を見せてくれる作品」で

 あると言えるでしょう。

 

 アメリカ流活劇の伝統と

 70年代後半のアメリカ事情が融合することによって

 誕生した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。