映画に感謝を捧ぐ! 「誕生日はもう来ない」
映画感謝人GHMです。
今回はJ・リー・トンプソン監督の「誕生日はもう来ない」に
感謝を捧げようと思います。
小さな町のハイスクールで起きた連続失踪事件を描いた本作は
「恨みの縁」に彩られた作品であります。
巧妙なる暗殺テクニックと歪んだ復讐心を兼ね備えた殺人犯の凶行を
サスペンスとホラーのスタイルを融合させながら描くという
豪快極まる試みは
私に「複数の憎しみが一つとなることによって生まれる化学反応」と
「心理誘導を利用したどんでん返しの醍醐味」を
同時体験する機会を与えてくれました。
まさに「複数の物語要素」が闇鍋的に混ざり合うことによって生まれた
作品であると言えるでしょう。
若者心理に対する皮肉と
壮絶なる脅かし精神にあふれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。