映画に感謝を捧ぐ! 「トリコロール 青の愛」

 映画感謝人GHMです。

 今回はクシシュトフ・キェシロフスキ監督の「トリコロール 青の愛」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 1993年~94年にわたって公開された「トリコロール3部作」の

 1作目となる本作は

 陰陽のバランス感覚に長けた作品であります。

 

 状況説明を最小限度にとどめた

 「純文学風味」のストーリーと

 怪奇映画&サスペンス映画風味の映像表現・音楽が

 一体となって「ヒロインの崩壊と再生」を描く姿は

 私に「様々な想像・解釈を行いながら

 映画を鑑賞する時間」を与えてくれました。

 まさに「陰性文学映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 絵画的な美しさと怪奇的な雰囲気を兼ね備えた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。