映画に感謝を捧ぐ! 「あなただけ今晩は(1963年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はビリー・ワイルダー監督の「あなただけ今晩は(1963年版)」に
感謝を捧げようと思います。
Alexandre Breffort&Marguerite Monnotの
同名ミュージカルをもとにして作られた本作は
男性の繊細さをユーモラスに表現した痛快作であります。
「純粋すぎる愛」に身を焦がす男の危険な綱渡りを
品格あるユーモアと程よいスピード感を駆使して描くことによって生まれる
「温もりと皮肉に満ちた世界」は
私に「人間洞察」の深さが生み出す喜劇的表現の醍醐味を
見せてくれました。
(主役&ヒロインの好演を支える脇役陣の活躍ぶりも見逃せません。)
まさに「恋愛喜劇」の雄と呼ぶにふさわしい
作品である言えるでしょう。
「倫理観を失うことなくドタバタ喜劇を描く」という難題に挑み
成功を収めた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。