映画に感謝を捧ぐ! 「アタック・オブ・ザ・ジャイアントケーキ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はバノス・H.コートラス 監督の「アタック・オブ・ザ・ジャイアントケーキ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 巨大化したムサカ(ギリシャ料理)がもたらす混乱を描いた本作は

 省力化と混乱の極みに挑んだ挑戦作であります。

 残酷描写・破壊描写を抑制し、緩やかに進行するパニック・シーン

 情報化社会を皮肉るかのように表現された「TVニュース」

 多彩なキャラクターが登場することによって混乱していくストーリーが

 一体となる姿は

 私に「現代社会への警鐘」と「珍作の頂点を極めんとする情熱」を

 感じさせてくれました。

 本作こそ、珍作史上に輝く「びっくり箱型映画」であると言えるでしょう。 

 アメリカ映画史上の珍作「アタック・オブ・ザ・キラートマト」を

 ギリシャ風に加工することによって生まれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。